「GIGAZINEってどうやって収益を得ているの?」という質問がかなり多いのですが、見たまんま、広告で生きています。
購読者モデルと広告モデルの組み合わせである新聞よりも、15秒のCMによって成り立っている民放のテレビ番組と似ていると思えばほぼ正解です。
広告は大別して2種類、1つめはGoogleAdSenseやAmazonアソシエイトなどの各種アドネットワークと呼ばれるもの。2つめはGIGAZINE自体が取り扱っている純広告です。
前者のアドネットワークはGoogleのAdWordsとAdSenseのモデルが示すように、ほぼ全自動化されているもの。後者の純広告は各種広告代理店が販売しているもの、となっています。
つまりGIGAZINE自体には広告を販売する「営業部隊」のようなものは一人もおらず、アドネットワークと広告代理店の2つがGIGAZINEの広告枠を販売している、ということになります。
アドネットワークの仕組み自体はどんどん高度化しており、単純に表示するだけで収益が発生するパターン、クリックされることで収益が発生するパターン、クリックしてリンクしている先のページで何か買ったり申し込んだりする成果報酬のパターンなどがあり、さらに広告の表示もページの内容によって変化するコンテンツマッチだけでなく、それまでの自分の検索フレーズやクリックしたページの情報などから興味のあるものを判断するインタレストマッチ、さらにもっと高度に個人の趣味嗜好に合わせることを目的にしたものまで、さまざまなタイプや方法があり、それらを組み合わせて収益を最大化していくわけです。
実際に以下がAdSenseの管理画面。これを見れば分かるように、工夫次第では同じページビューでもそこから得られる収益を右肩上がりに持って行くことは可能です。ただし、黄金パターンのようなものはなく、地道な作業の積み重ねが必須となります。
もちろんこれには配信するためのシステム的な部分、どこにどの大きさのものを表示するかというデザイン的な側面、さらにはそれらの中で最大限のパフォーマンスを発揮させつつも、読者に興味を持ってもらうためにはどうすればいいのかという心理的な部分、そしてGIGAZINE自体のポリシーなど、さまざまな要因が複雑に絡んでくる部分でもあり、それらをうまく調節するのが肝心、というわけです。