国内&海外出張のコツ

投稿者: | 2017年2月27日

取材やインタビューに行くということは、実際に自分自身が移動するということであり、そのための出張にはいろいろなパターンが存在します。そして1分1秒単位で先に掲載されたかされなかったかでアクセス数の明暗が分かれるインターネットを主戦場にしているからこそ、出張の方法一つとってもGIGAZINEは違っています。

例えば新幹線はEX-ICを使うことで窓口や発券機に並ぶ時間はゼロ、発車の7分前までであればネット経由でいくらでも変更できるためスケジュールは柔軟に変更可能、公式サイトからログインしてクリックするだけで予約&変更が自由自在、変更は何回しても追加料金がかからないのもグッド。この仕組みができてから異様なほど出張がラクチンに。

電車での移動についても単純に事前にどの電車に乗るかだけでなく「どの車両に乗ればいいか」まで調べておくことで乗り換え時間を最小に抑え、それらの乗換データや地図なども行った先で行き当たりばったりに調べるのではなく、事前に調べてデータ化することでオフライン環境で閲覧可能にしておき、通信状態が悪かろうがなんだろうがとにかく目的をスムーズに達成できるようにするのが最優先となっています。

特に「乗換案内」は非常に優秀。有料版だとどのあたりに乗ればいいのか、場合によっては何号車がいいのかまで教えてくれるため、これがまたボディブローのように地味に効果的。ホームの端から端まで出口を求めて歩くということが皆無に。

実際の出張の様子は以下のような感じになります。新幹線の始発に乗らなければならないこともしばしばあるため、その際にはこのようにして午前4時起きの午前5時出発ということも。まだあたりは真っ暗。

駅の構内ルートも事前に調べることによって最短ルートを歩きます。

新幹線も事前に予約済みなので簡単。時間重視&ノートPCの電源確保重視なので、新幹線は車両の端っこと窓側にはコンセントがある「のぞみ」N700系が基本。実に良い時代になりました。

以下のようなよくある通勤ラッシュにぶつかっても動じる必要なし、どの車両に乗ると結果的に最速で移動できるかは先ほど見たように、既に調査完了済み。スマートフォンの中にファイルとして保存しておくことによってすばやくさっと確認可能な状態にしておけば通信環境や電波状態にも左右されません。事前にどれだけ準備をしたかで出張のラクラクさ加減には差が出ます。

このようなことは電車での移動だけでなく、社用車での移動にも生かされており、海外への出張時も基本的には同じ、しかもそれぞれの出張などで得た「想定外の事態への対処方法」「事前にこうしておけば良かった」などの情報は随時「社内Wiki」にまとめられていくため、2回目以降はさらにより効率的に事前に手を打って出張できるようになっているわけです。宿泊するホテルも目的地から最短で移動できる半径内のホテルをリストアップしてその中からある一定の基準によって「ここならば!」という宿泊先を選ぶという段取りになっており、もっと言うならば、取材内容や出張先によっては「どこで何を食べるのか」という点も「コツ」として形式知化され、「社内Wiki」を通じて共有されることも。これらは細かいこだわりと言うよりも、「いかにして体力消費を少なくして効率的に移動し、そしてきっちりと記事化する体力を温存していくか」という目的がはっきりしているからこそ、そこから逆算して導き出されてきたモノばかり。単なる自己満足で終わらず、さらに改善する余地はないのかを常に検証してブラッシュアップさせていくことで、最終的な成果につなげているわけです。