写真撮影のスキル

投稿者: | 2017年2月27日

撮影の腕前は個々人でバラバラですが、読者にはそんなことは関係ありません。かといって専属カメラマンを雇う予算は当然ありません。つまり、記事を作る人自身が自分で撮影するのが基本です。

これには別のメリットもあり、記事中のすべての要素を自分でコントロールできるということでもあります。なおかつ、紙の新聞や雑誌と違って「紙面の面積の都合」がないため、必要十分な量のビジュアル情報の掲載が可能、百聞は一見にしかず、「見ればわかる」ものは見えるようにすればOK。

ゆえに、GIGAZINE記事最大の特徴はその写真・画像・ムービーといったビジュアル要素の多さ。必然的に全員がこれらの技術を習得し、マスターしていくことになります。

例えば以下は実際にレビュー記事のために撮影しているところ。室内ははっきり言ってかなり簡単です。

最大の問題は屋外での取材時。三脚無し、照明無し、人だらけ、時間もない、撮影し直しはできない、というような極限状態において手持ちのみで撮影するのがほとんど。基本は「脇を締めて安定させる」「ファインダーも使えばより安定」とかいろいろあるのですが、もろもろの事情で下記のような感じで撮影せざるを得ないケースが大部分を占め、もっとアクロバティックなことをすることも。

要するに理想とすべきは「戦場カメラマン」状態で、そのためにもまず、自分が使うカメラの説明書を読んで基本的な操作をすべて理解するのが第一歩。さらに撮影のシチュエーション別にどのようにして各種パラメーターを調節していくのか、構図は基本的にどのようにして組み上げていくのか、記事に掲載したときに使えるものを撮影するにはどうすればいいのか、そういうもろもろのことがGIGAZINE編集部にいると順に身についていく、というわけです。

道のりは険しいのですが、記事の完成度に対して露骨に反映されていくため、そのときに自分にできる最大限のベストを尽くすことになります。